第1回にっきょう応援メッセージ

みなさん、はじめまして。
今回からにっきょうサイト内でコラムを書かせて戴く事になりました、シンガーソングライター・タレントの立花夢果(たちばなゆめか)です。
私の歌のコンセプトは『夢を持っている全ての人への応援歌』。
にっきょうで学んでいるみなさんも、夢を持って勉学に励んでいる事と思います。
私自身中学受験を経験しており、コラムを通してにっきょうで学んでいるみなさん、お子さまを支えるご家族を応援していけたらと思います。
このコラムは私の趣味や得意分野である野球、相撲、食事関係を中心に書いていこうと思います。
みなさんの日々の勉強の合間のリラックスになれば幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。立花夢果

19年ぶり、日本出身横綱誕生!

写真左:稀勢の里関。2017年1月9日撮影

1月初めに行われた大相撲初場所で、大関稀勢の里が初優勝を果たしついに待望の横綱が誕生しました。横綱は大相撲界の最高位で神様が宿る存在とも言われています。
稀勢の里は横綱に一番近い力士とされ、大相撲総選挙(人気投票)ではその期待もあって毎年一位。強さは誰もが認める存在でしたが、優勝のチャンスが近づいてくると意識をしすぎて瞬きが多くなり、固くなってしまうメンタルの弱さを指摘されていました。
結果稀勢の里はこれまで幾度となく優勝のチャンスがあったのですが、優勝戦線に残ると終盤ここぞという所で格下の力士に負けてしまう、というのがいつものパターン。。。

写真左:豪栄道関、右:琴奨菊関。2017年1月17日撮影

三人の横綱が全てモンゴル出身という事もあり、ここ数年は特に日本出身横綱を待望する日本中の人に優勝!を期待されていました。
ちょうど一年前の同じ初場所に、大関の琴奨菊が初優勝を果たしました。日本出身の力士が優勝したのがなんと、10年ぶりだったので日本中が物凄い祝福の嵐でした。
その後秋場所(9月)に大関の豪栄道が全勝優勝。大和魂を持つ日本出身力士の優勝にまた日本中が歓喜の輪に包まれました!大関2人に先をこされた稀勢の里の悔しさや焦り、プレッシャーは計り知れないものがあります。
優勝はできなかった稀勢の里ですが去年の年間最多勝でした。これは年6場所全て安定した強さの証拠。しかし一番多くの勝ち星をあげていながら、優勝は遠い。稀勢の里本人も応援している方々も、苛立ちやもどかしい思いをしていた事でしょう。
稀勢の里は去年末の番組インタビューで、『自信になる一年だった。大事な一番を落としてしまう。悔しい思いがありました。自分自身がしっかりしないと掴めるものも掴めない。精神的な問題、心技体の【心】を一番大事にしたい。』と。
いつものどこかぶっきらぼうな顔ではなく、明るい笑顔で前向きに語る姿は心が安定し、自信がみなぎっているように感じました。
最後に、『やった結果が必ずついてくる、1日1日戦って優勝したい。』と。
スポーツの世界でよく聞く【心技体】という言葉があります。心(精神力)技(技術)体(体力)がバランスよく磨きあげられる事でよい結果に結びつくというものです。
中でも一番大切なのは【心】でしょう。スポーツの世界では特に精神力(メンタル)が大きいものだと言われています。心を磨くのが一番難しいことのように思います。
稀勢の里はメンタルが弱い弱いと言われ、自分自身でも試行錯誤していたのでしょう。去年は取組前の土俵下でモナリザのような微笑みを見せる場面も多く見られました。これから戦う力士としてはすごく奇妙な光景でしたが、固くならないようにリラックスを心がけていたのかもしれません。
稀勢の里は【モナリザの微笑み作戦!?】で緊張がほぐれ、日本人大関二人が優勝した事で逆にどこか吹っ切れたのではないでしょうか。次は自分の番だ!と。そして去年最多勝の自信もある。
自分を信じでのぞんだ2017年初場所、ラッキーも味方にして、ようやく掴んだ悲願の初優勝。そして横綱への昇進。
弱い自分がいて、たくさん悔しい思いをしたからこそ、喜びもその分大きかった事でしょう。見ている人たちも、それを知っているからこそ感動し、より感慨深いものがあったと思います。
優勝後のインタビューで、『応援してくれた人たちがいたからくじけずに頑張れた。』と言っていましたね。
スポーツは単に競技を見て楽しむだけでなく、その人間模様を見ているとより楽しみや感動が深くなります。私はスポーツからたくさんの勇気やパワーやメッセージをもらっています。
私は今回の稀勢の里を見ていて、このようなメッセージを受け取りました。
・焦りや苛立ちはよくない。周りは周り、自分は自分。いつも平常心で。
・何度失敗しても諦めない。くじけず諦めず、チャレンジし続けること。
・一日一日の積み重ねと自分を信じる事が大事。
・自分はひとりではない。応援し支えてくれている人がいる。
これは夢に向かって頑張っている人、いま一生懸命勉学に励んでいるみなさんにも置き換えられると思います。
もし焦りやプレッシャーを感じた時があったら、この事を思い出してみて下さい。

写真:横綱白鵬関の土俵入り。2017年1月9日撮影

大横綱白鵬は、『強い人が大関になり、宿命のある人が横綱になる。』と言っていました。横綱という宿命と更に日本中の期待を背負った稀勢の里。19年ぶりの日本出身横綱の誕生という事もありフィーバーはしばらく続くかと思いますが、横綱の綱は私達が思っている以上にずっしり重いものだと思います。あまり騒がずに静かに見守りたいと思います。
稀勢の里への注目度と期待の高さは物凄いものがあります。
どうしても【日本出身】という言葉がクローズアップされてしまいますが、大相撲好きの私としては、どこの出身だからとか関係なく強くて魅力ある力士を応援していきたいです。

追伸:最後に、、、
初回の私のコラムを最後まで読んで下さり、どうもありがとうございます。
もう受験シーズンですね!
自分のやってきた事に自信を持って下さい!
できるだけいつもと同じように平常心でのぞんで下さい!
もし緊張したら、深呼吸!ゆっくり息を吸ってみてください。
【モナリザの微笑み作戦】もいいと思いますよ。
受験生のみなさんのご健闘を心からお祈りしています。
立花夢果

☆立花夢果 プロフィール☆
ジャンル:歌手・タレント
出身地:東京都 誕生日:9月4日
趣 味:野球観戦・大相撲観戦・野球ユニフォーム集め(130着保有)
特 技:作詞&作曲・コアな野球知識・料理
資 格:野球知識検定4級・調理師・アスリートフードマイスター3級
【 主な芸歴 】
■雑誌 『週刊ベースボール』、『FLASHスペシャル』(野球関連対談)
■ラジオJ-WAVE『PARK IN THE SKY』(プロ野球開幕前特集 コメンテーター)
■コラム『SPORTS ONE』スポーツの為の食事学入門
■CD『GO!GO!DREAMS~勝利の弾丸ライナー☆』、『終わらない夢へ。』他多数
■ライブ【野球ソングと懐メロの二刀流!】で都内ライブハウスに出演中。
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