
私は無事に第一志望校に合格することができました。中学二年生の頃から決めていたところだったこともあり、今まで生きてきたなかで一番の喜びを感じています。
ですがこの喜びを感じるために、と頑張ってきた中で、悲しいこと、つらいこともたくさんありました。
まず、私は夏から始まった過去問演習でなかなか点数をとることができませんでした。たくさん勉強していても、その結果があまり目に見えずに苦しんでいました。一度、第一志望校の過去問演習でクラス最下位になってしまったこともあります。点数が上がらない悔しさと、受からないのではないかという不安や焦りをバネに必死に勉強をしました。夏期講習でできた友達と支え合いながら、周りの人たちの何倍も頑張ろうと思いながらがむしゃらに勉強していると、少しずつ点数が上がって、最後の方には第一志望校の合格最低点を大きく上回るようになっていました。この経験から、周りの人たちと支え合いながら本気で頑張ることの大切さを学びました。「あの子が頑張っているから私も頑張ろう」と、お互いに影響を与えることができる存在が受験においてとても大切になると思います。
試験対策のおかげで素内申が5上がったことで第一志望校の推薦を受けることができるようになりました。しかし、推薦は落ちてしまいました。「不合格」という字を見た時は本当に心臓が締めつけられているような感覚になりました。推薦を受けた半分以上の人が合格したという事実にも打ちのめされました。そこから「推薦で私を落とした奴らを見返してやる」という勢いでさらに必死に勉強をするようになりました。どれだけ過去問をやってもずっと不安な状態が続き、入試前日までずっと不安でした。しかし激励会で先生たちにいただいた言葉やプリント、お守りを信じて、すさまじい緊張感の中、試験に集中することができました。推薦に落ちたからこその悔しさをバネにすることができたので、推薦を受けることができて本当に良かったと思っています。
人生で何度も経験することのない「受験」で勝つことができたのは、周りの人々の協力、励ましがあってこそだと思います。本当に感謝してもしきれません。高校生になってもその感謝を忘れずに自分のやるべきことを見極め、努力していきたいと思います。 高校受験本人