めざせ100万語!英語を多読で学ぼう!@にっきょう桜台
多読の三原則は
1 辞書は引かない (引かなくてもわかる本を読む)
2 分からないところは飛ばして前へ進む (わかっているところをつなげて読む)
3 つまらなくなったら止める (1、 2の原則で楽しく読めない本は読まない)
今少しずつその勉強法が広まりつつある「英語を多読で学ぼう」がにっきょう桜台教室でチャレンジできます。多読とはごくごくかんたんなGraded Readers(英語学習者用段階別読み物) やLeveled Readers(英米児童向け学習用段階別絵本)から始める英語学習方法で、絵本のようなレベルの本(もちろんイギリスやアメリカの小学校などで実際に使われているテキストです)から少しずつステージ(レベル)を上げていくことで最終的には大人向けのペーパーバックまでを読めるようにしようというものです。100万語というのは各テキストの総単語を上乗せしていくことで、最初は2語、10語、35語とだんだんテキストの中で使われている総単語数を加算し、最終的には100万語を達成しようという目標です。
英語の勉強と言えば文法をしっかり!となりがちですが、小学生にはそんなことは教えません。初歩のテキストにはすべて音声CDもついていますので、五感を使って英語の読書を楽しんでいただきます。中学生は平常授業で文法や長文読解も行っていきますが、もちろん多読も自由に取り入れていきます。
やり方としては、まず本を自分のペースで読んでもらい(眺めてもらい)、だいたいのストーリーをつかんでもらいます。次に音声をヘッドフォンをしてリスニングします。もちろん本を見ながら音と文字を一致させていきます。Graded ReadersやLeveled Readersは非常によく構成されていますので、英語を学習する上で必要な英単語は何度も繰り返し出てきますので、その単語を日本語を介さず英語のまま理解できていくというのが多読の大切なメリットとなります。いちいち日本語訳をせず、英語を英語のまま左から右に向かい読んでいく。これは高校入試の長文問題(早慶・MARCH・自校作成の都立などはかなり長い文章を短時間で読んでいかなければなりません)の勉強にもなっていくわけです。
上にあるのは最近多読をやり始めた小学校4年生のYくんの多読カルテです。ご覧の通り、アルファベットもしっかり書けているし、注目すべきは感想やメモの項目に読んだ本のタイトルの日本語訳をつけているところです。”Look Out!”という本のタイトルはしっかり「気をつけて」になっているし、”The Lost Teddy”(ぬいぐるみのTeddyをバスの車中に置き忘れてくるストーリー)は「わすれもののテディ」になっています。小学生ならではの言葉の感覚を使ってうまい日本語タイトルをつけていますね。中2のKくんは”The Haircut”というタイトルを最後の一ページから「ふたりのハリネズミ」というイカす日本語訳をつけてくれました。
武蔵関教室でも現在多読の授業を準備中です。