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「日本教育学院」の英語科海外研修

世の中の速い流れの中で英語力に関して、塾業界も質を問われる時代になってきました。「教える力」はもとより、「聞く力」「会話する力」は教師にとってあたり前のことになります。今回英語圏で研修を行い、本物の英語と向き合うことで、学院の先生は、さらなるレベルアップをはかりました。また日本から飛び出して非日常の中に身を置き、違う常識に触れる体験も重要と考えています。

当学院の教師はいつも教える側ですが、今回教える側と学ぶ側が逆転します。自分の立ち位置を置き換えることで学ぶことがたくさんあるはずです。ボランティア研修でもそうでした。普段と立場の違う空間で自分を見つめ直し、自分の生き方を一回リセットして考えるいい機会にしてもらえたらと願っています。

斎藤英輔 代表

 

光が丘教室:佐藤大輔先生

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アドバイザー (担任) Mr.Chris(右)

研修期間 … H27(2015).10.25(Sun.) ~ 10.31(Sat.)

研修先 … Howdy ENGLISH  ACADEMY

( Mandaue City Cebu Philippines )

研修目的 … 英語による Speaking・Listening 能力を向上させ、英語講師としての自信を

より一層深める。

★セブ島での英語留学事情☆

近年、フィリピン・セブ島での英語留学が盛んに行われている。セブ島内には約10数校もの

英語留学専門校が存在し、海外からの留学生を積極的に受け入れている。

セブ島での英語留学が盛んな理由は、以下の通りである。

 

○ 留学費用が、欧米諸国へ渡航する場合に比べて安い。

約3か月間ほど留学する場合で考えると、

(アメリカ)        ・・・約60万~80万円

(カナダ)          ・・・約40万~70万円

(イギリス)        ・・・約50万~90万円

(オーストラリア)  ・・・約40万~70万円

(ニュージーランド) ・・・約40万~70万円

(シンガポール)    ・・・約30万~60万円

(フィリピン【セブ】)・・・約30万~50万円

 

※「キャリアバイト」HPより

http://school-life.careerbaito.com/column/detail/872

 

  • 人件費を抑えられる。

セブ島での英語教員の平均給与(月収)は、

英語学校 …  9000 ~ 20000ペソ

私立学校 …  9000 ~ 20000ペソ

公立学校 … 14000 ~ 25000ペソ  程度である。

※「俺のセブ島留学」HPより

http://ceburyugaku.jp/24065/

  • 1 ペソ=約3円

 

他の職種で見てみると、一般職:9000 ~ 20000ペソ、コールセンター職員:12000 ~ 30000

ペソと、比較的に安い。

 

  • 治安が比較的安全であり(マニラはあまり安全とは言えませんが)、日本・韓国からわりと近い。

 

★「Howdy」での授業内容 ☆

授業期間…10/26(Tue)~30(Fri)

アドバイザー(担任)… Mr. Chris 弱冠21歳!!

その他教師(一部) …        Ms. Lorena                  Mr.Kevin

 

※1日50分×9コマ  うち、アドバイザーとの授業は2コマで、残りは1コマずつ変わる。

授業内容 … Speaking & Listening 重視の授業(教材は、必要に応じてプリントのみ)

Speaking は、

・自己紹介  “My name is Daisuke Sato. I’m from Japan.

My job is teaching English and math.

I work at a cram school. … “  という風に、簡単な英語で。

 

・” cram school “ (塾) とは? public school(公立)・private school(私立)との

違いは?

⇒現地には、学習塾というものがほとんど存在しないようである。なので、

“cram school” というものも、朝から夕方までの学校の一種と勘違いされた。

・日本語と英語の違い

⇒英語はアルファベットのみで使用する言語だが、日本語は漢字・ひらがな・

カタカナの3種の文字を使用するので、一様に “ very difficult ! “ という

印象を持たれている。

・日本とフィリピンとの比較(食文化、交通手段、salaryなど)

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授業風景

 

 

 

 

 

★ Diary ☆

○ ( Oct 27 )

I started studying English in Howdy! I was afraid that I couldn’t speak English well.

As expected, it was very hard for me to talk with some teachers in English.

But every teacher was very kind to me. They didn’t get angry with me, but they smiled

at me.  I was so happy to see them.  However I was very tired having nine classes in a clay.

 

○ ( Oct 28 )

Today is the second day of studying English in Howdy.  I’m getting used to speaking English

a little.  Everyone keeps on smiling.  I’m happy to see them!  It became somewhat

pleasant to speak English.

I ate “ Calamaris “ and “ Ballot-egg “ this evening. They are very delicious and very cheap!

I will do my best tomorrow.

 

○ ( Oct 29 )

Today is the third day of studying English in Howdy.  It became more pleasant for me to

speak English today than yesterday.

I talked about Japanese characters in some classes. As you know, Japanese is more difficult

than any other language in the world.  So Japanese characters are very difficult ones.

Especially “ KANJI “ is very difficult.  Even many Japanese feel how difficult it is.

Tomorrow will be the last day of studying English.  I’m very sad.  But I will do my best

tomorrow!

 

★セブでの生活☆

○ 交通手段は「タクシー」のみ!

⇒セブ島には鉄道は一切なし。完全な車社会である。

よって、道路渋滞は日本よりも激しい。

タクシー … 初乗り40ペソ(約120円) その後  300 mごとに3.5ペソずつ加算

 

※ぼったくりも中には存在! 乗車時に必ずメーターを作動させていることを確認!

 

※現地人の移動手段は「ジプニー(乗合バス)」が主流!

運賃:おおかた8ペソ程度(決まってはいないようだが)。

降りたいときは、その場所付近でドライバーに伝える。

滞在初心者には、乗るにはリスクが高い!(スリ等、盗難被害も多いようだ)

 

○ 食事は朝昼は学食、夜は外食で

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HOWDY 学食、日本食のケースが多い DSC_0339

 

 

★所感☆

 

○とにかく、1週間では短いです!!(やっと授業に慣れてきたところで終了)

現地の日本人スタッフの方曰く、企業研修であれば、たいてい2~3週間滞在されるそう。

⇒車の免許と同じで、まずは感覚に慣れることから始まる!

 

○受験英語と日常会話レベルの英語では、扱う語彙にかなりの差があると思います。

受験英語 … increase, announce, wallet, instrument, wealth 程度までのレベル。

 

日常会話 … anorexia(拒食症), stabilizing(安定させる), malnourished(栄養失調の)

など、英検2級~準1級レベルの語彙は頻繁に出てくると思われます。

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みなさんお世話になりました

⇒英字新聞に出てくる語彙は、おおかた日常会話でよく使われるものです。

よい経験をさせていただきました!

ありがとうございました!!

 

 

 

桜台教室  :小林正子先生

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私のアドバイザーのLove先生。彼女も21歳

フィリピン・セブ島にある語学学校Howdyにて、10月25日(日)から31日(土)までの期間、主にSpeakingの研修をして来ました。

【Howdyについて】

セブ・マクタン空港から来るまで20分ほどの距離にある、インシュラースクエアというショッピングモールの中にあり、入り口に24時間警備員がいます。学校内に食堂、寮もあり、各自の部屋から教室まで、同じフロアーにあるので数秒で行くことができました。食堂で働くのはほとんどフィリピン人のスタッフですが、日本人スタッフもいて、メニューなどは全て日本人に合わせて考えられているため、主に日本食でした。朝食・昼食はパッケージの中に組み込まれているので毎食提供されました。

【授業が始まるまで】

まず、月曜日に実力判定テストとして、アドバイザーとの顔合わせ・打ち合わせも兼ねたSpeakingテストと筆記テストを受けました。

Speakingテストは、実力判定という面では、指定された写真を見て、そこで何が行われているかをしゃべるというものでした。(英検の2次試験みたいなもの)あとは、自己紹介をしたり、日本でどういうことをしているのかと聞かれたりしました。

筆記テストは、正誤選択と4択問題のみで、Writingはなし。内容は、英語力のレベル判定をするためのものと聞いていましたが、渡されたテストはgrammarやword、Readingではなく、英語科教育法について問われているもののみ。(推測)普段日本では英語を教えているということで、その基礎的なものという意味でそれが用意されたようです。日本語だとしても教育法としての英語は全くやって来ず、さらに普段受験英語で使うのとは全く違う、見たこともない単語のオンパレードだったので、何が正しいかも全くわかりませんでした。向こうの1番偉い先生(教育学博士。普段教えている先生たちのトレーナーをしている。)の意向で、テスト結果がどうだったのかも教えてもらえないので、よくわからないままです。

【授業の形式】

1コマあたり50分のマンツーマンクラスを、1日9コマという時間割。授業はキュービクルという各教師に与えられたスペースで行われ、毎授業教師が変わるので、休憩時間に移動するという形式でした。

生徒1人につき、教師1人がアドバイザーとして就き、生活する中で(授業に関係なくても)困ったことがあったら、日本人スタッフに相談する前にアドバイザーに英語で相談するというスタイル。毎日1コマ目と9コマ目はアドバイザーの授業になるように組まれていました。

先生たちは大学の新卒にあたる年代がほとんどで、みんな21歳前後。フィリピンは中学・高校が合わせて4年なので、4年制大学でも日本より2年早く新卒になるそうです。基本的にみんなフレンドリー(too muchなところもありつつ)で、とても元気な方々でした。

今回は1週間のみの滞在ということで教科書は使わないということになり、授業ごとに先生から提示された内容やプリントを学習するというスタイル。

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キュービクル全体の雰囲気

【普段の授業】

私は、アドバイザーに「文章をよりなめらかに読めるようにしたい」と相談していたので、音読を中心とした授業でした。しかし、中にはアドバイザーの指示通りにはしてくれない先生もいました。

【授業で大変だったこと】

①先生ごとに「自己紹介、ここで何を学習したいのか、日本で何をしているのか、そもそも塾とは何か」というものをゼロから説明しなければならなかったこと。

私はアドバイザーが授業初日は病欠だったので、9コマ全て違う先生、2日目からは病欠が長引きそうだと言うことでアドバイザーが変わり、授業の担当の先生もがらっと変わったので、授業を受けるたびにこれらの話をしました。

フィリピンには、そもそも塾という概念がなく、それにあたる学校もないとのこと。私立・公立と並列で考えられると話が混乱するので、それを理解してもらうのがとても大変でした。日本人スタッフの方が、事前に私たちがどんな人なのかを1番偉い先生に説明する時も、かなり苦労されたそうです。

自己紹介はともかく、残りの3つについて説明する時に、日本の教育制度や、日本の学校で英語がどのように教えられているのかについても触れなければならなかったので、とても大変でした。英語を日本語で教えているということを言っても、冗談でしょと軽く流されたこともあり、それが本当だと知ると、とても驚いていました。

 

②使う単語が違いすぎること。

テストの所でも触れた通り、プリントの単語はもちろん、時には先生が話している単語も、見聞きしたことのないものばかり。単語の意味を教えてもらうにも、全部英語で返されるので、わかる単語が出てくるまで大変でした。文法や話の内容的には全然難しくなかったのですが、単語がわからなさすぎて、全く先に進めませんでした。

 

③辞書の使用禁止の先生が多かったこと。

「辞書から独立すること」を目的としているらしく、プリントの知らない単語を調べるのはもちろんダメ。日本のことを伝えるのに日本語は出てくるけど、英語が類語すら全く出て来ない時も使用禁止で、全く会話にならない場面も。前者は聞けば済むので辞書禁止でもいいとして、後者は使わせてくれてもいいよなぁと何度も思いました。学校全体として表向き辞書禁止とは言われていませんが、わからなくて困っているときに「辞書を使っていい」と言ってくれる先生以外は、こちらから言うのもな、と思って辞書は使いませんでした。

 

④フィリピン訛りの英語に矯正させられかけたこと。

先生たちは大体の発音はとてもきれいで、そこまで訛りも強くない英語。しかし、aren’tを、フィリピンでは「アレント」と発音する、というフィリピン訛りの象徴ともいえる発音の違いに関して、先生によって対応が全く違ったので、大変でした。大半の先生は、1回目に矯正してきても「私はare+not=aren’tが「アレント」でも理解出来るが、日本では「アーント」という発音が一般的である。おそらく「アレント」だと生徒に通じない」と伝えると理解を示してくれました。ただ、一部の先生は理解してくれる様子はなく、初めて理解してもらえない先生に出会った時点で、「アレント」がフィリピン訛りだと知らなかったので、かなり混乱して疲れました。

 

 

【感想】

久しぶりに英語をたくさん話す機会となり、常に単語を思い出そうとしたり、相手の言っている意味を理解しようとしたりしていたので、自分でも分かるくらい脳をフル回転させていた気がします。特に、先生たちは結構な早さで話すので、知らない単語が続くと、オーバーヒートしているなと感じる程でした。

スーパーや屋台での買い物、外食のオーダーなどはもちろん全て英語でしたが、さすがに学校の授業とは違ってスピードもゆっくり、目的もはっきりしているので、難なく会話をすることが出来ました。

自分のことや考えを英語で伝える経験を重ねた中で感じたのは、「英会話は度胸だ」ということです。言いたい言葉が出てこなくても似たような意味の単語を並べたり、多少文法がおかしくても最低限伝えたい単語が出たりしていれば、伝わるものだと感じました。もちろんある程度の文法や語彙も必要ですが、それ以上に一番大切なのは、相手に伝えようとしている意思を相手に感じ取ってもらうことだと思います。何人かの先生が「ここに来る生徒は、特に初めのうちは黙っていて会話が出来ないことが多い。」と言っていました。確かに文法や単語の正誤を気にして話そうとしないという傾向があるのだと思います。

今の日本の学校教育の中での英語では、英語をコミュニケーションツールとして使うことはほとんどありません。外国人を町中で見かけることも珍しくなくなってきた今、突然道を尋ねられたり、いきなり留学生が学校に来て交流することになったりする場面も容易に想像できます。また、東京オリンピックに向けて外国人も増えるでしょうから、コミュニケーションツールとして英語を使う機会は必然的に増えていくと思います。

生徒と話をしていても、「英語は話したいけど、実際こんなの使わないに決まっている」ということをよく言われますが、学校教育の中の英語が、もっとコミュニケーションツールとしての英語の方に方向転換していかないと、解決策にはならないのだろうなと感じました。

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