第2回にっきょう応援メッセージ

WBC世界一奪還の原動力~侍!内川聖一選手~

みなさん、こんにちは!立花夢果です。3月になりましたね。私はだんだんとプロ野球開幕が近づき、ドキドキ・ワクワクの毎日です。今年は開幕前にWBCがあるので、いつもより早く野球モードになっています。
私は先月東京ドーム内にある、野球殿堂博物館に行ってきました。ここでは、野球殿堂入りした方のレリーフや野球の歴史や記録に関わる展示物などを見る事ができます。
その中で現在、侍ジャパン応援企画「WBC展」が開催されており、3月7日から始まるWBCの前にじっくり見てきました。

野球殿堂博物館「WBC展」~4月9日まで開催中

WBCとは、World Baseball Classic(ワールド・ベースボール・クラシック)の略称で、野球の世界一決定戦の事です。この世界大会はメジャーリーグとメジャーリーグの選手会によって立ち上げられ、第一回が2006年、第二回が2009年。それからは2013年、そして今年の2017年と4年に一度行われています。
さて、このWBC。World(世界) Baseball(野球)は分かるとして【Classic】って何だろう?と思われた方もいると思います。
一般的に知られているClassicの意味は、古典的な・一流の、などですが、『スポーツの伝統的行事・由緒ある試合』という意味があるそうです。

WBC展より、2006年世界一に輝いた王監督とイチロー選手

日本はプロ野球選手と日本人メジャーリーガーからなるチームで、2006年は世界!の王貞治監督率いる【王ジャパン】、2009年からは日本人の世界的な象徴として【侍ジャパン】の愛称で戦い、イチロー選手などメジャーリーガーの活躍もあり連続で世界一に輝きました。
しかし前回の2013年は準決勝で敗退のベスト4という結果に。その悔しさもあって2013年のWBC後より侍ジャパンを常設し、監督を小久保監督に固定し他国との強化試合なども積極的に行ってきました。
2017年の侍ジャパンは【世界一奪還!】がキャッチフレーズ。
過去2度の世界一、そして世界ランク一位である日本野球のプライドをかけて、侍たちの戦いが始まります。

WBC展、野球日本代表 侍ジャパンメンバー表より、内川聖一選手

私が今回、侍ジャパンに絶対に必要な存在だと思い、活躍を心から願う一人の選手がいます。それはソフトバンクホークスの内川聖一選手(34歳)です。
内川選手は2009年から3回連続で代表に選ばれており、大リーガー唯一の出場メンバーである青木宣親選手の35歳に次ぐベテラン選手。
内川選手はセ・パ両リーグで首位打者を獲得。他にも数々のタイトルを獲得しており、日本球界において右打者史上最高打率の保持者です。
内川選手はこのWBCで天国と地獄を味わいました。
まず天国は、2009年のWBC、内川選手は打撃で大活躍、決勝の韓国戦ではレフトの守備で難しい打球をスライディング捕球し、素早くセカンドで走者を刺す!という超ファインプレー。それは韓国へ傾きそうになった試合の流れと勢いを止め、日本を世界一に導く大きなプレーでした。内川選手の職人技や懸命な姿はまさに侍のよう。それから私の、侍=内川選手!というイメージがより深く刻み込まれたのです。
そして地獄は、2013年の準決勝プエルトリコ戦、2点を追う8回1死、1塁に内川.2塁に井端のチャンスの場面でダブルスチール(1塁、2塁走者が同時に次の塁を狙うプレー)をしかけるも失敗。内川選手は一塁と二塁の間に挟まれアウト。呆然と塁間に立ち尽くす、、、反撃のチャンスを逃した侍ジャパン。その瞬間日本中から悲痛な叫びが上がり、重い空気になりました。結果、内川選手は2009年とは逆に、このワンプレーで日本の流れと勢いを止めてしまい、侍ジャパンの三連覇の夢がついえてしまいました。試合後、内川選手は涙ながらに『全部自分が終わらせてしまったような気がして、申し訳ない気持ちでいっぱい。』と語っていて、私も切なくなってなんとも言えない悲しい気持ちなりました。
野球は相撲などのような個人競技ではなくチームプレーの競技です。団体スポーツでやっている以上、敗戦は色々な要素があっての事。個人だけの責任ではないハズです。しかしこの時の内川選手は全部自分の責任だ!と自分を強く責めていた事でしょう。
オリンピックもそうですが、日の丸を背負って世界と戦うという事は、私達が想像している以上の緊張感や使命感、プレッシャーや苦しみがあるのだと思います。そんな中での絶対に勝たなければいけない!という重圧は計り知れない。内川選手のあの悔し涙は、日の丸の重みと使命感を深く物語っていました。
内川選手は『WBCの悔しさはWBCでしか取り返せない。』と。その為には次も代表に選ばれるにふさわしい選手でいる事!とあれから4年間頑張ってきたのです。内川選手は【僕が世界一悔しい思いをした!】と。人間は悔しさをパワーに変えて成長できるものだと思います。短期決戦や国際大会では特にベテランの活躍がすごく意味を持ち、その姿は他の選手に影響を与えるものです。
『侍ジャパンとしてみんなで世界一を取り返したい!』とも。熱い想いを持ってWBCにのぞむ内川選手の存在は、侍ジャパンの世界一奪還の強い原動力と若き侍たちの心の支えになる事でしょう。

WBC展より、2009年優勝トロフィー。ティファニー社製

7日からいよいよ各国の意地とプライドをかけた戦いが始まります。侍ジャパンは本番前の台湾との壮行試合や若手中心との強化試合で、不安を感じる結果となってしまいました。
私の周りの野球ファンは、期待できないなぁ!これじゃ無理でしょ?!といまいちテンションが低めな模様。。。
年々他の国もどんどん強くなってきている印象があり、また国際大会なのでボールの違いや投手の球数制限などがあり、審判の判定なども予期せぬ事があるかも知れません。厳しい戦いが強いられるのは間違いないです。
選手の調子が上がり、勝ち進むにつれて日本中が盛り上がりますように!
願うはもちろん世界一!ですが、侍がどんな結果であっても温かく迎えたいです。
日本の誇りを胸に心をひとつに。頑張れ!侍ジャパン!!!
立花夢果
野球殿堂博物館

☆立花夢果 プロフィール☆
ジャンル:歌手・タレント
出身地:東京都 誕生日:9月4日
趣 味:野球観戦・大相撲観戦・野球ユニフォーム集め(130着保有)
特 技:作詞&作曲・コアな野球知識・料理
資 格:野球知識検定4級・調理師・アスリートフードマイスター3級
【 主な芸歴 】
■雑誌 『週刊ベースボール』、『FLASHスペシャル』(野球関連対談)
■ラジオJ-WAVE『PARK IN THE SKY』(プロ野球開幕前特集 コメンテーター)
■コラム『SPORTS ONE』スポーツの為の食事学入門
■CD『GO!GO!DREAMS~勝利の弾丸ライナー☆』、『終わらない夢へ。』他多数
■ライブ【野球ソングと懐メロの二刀流!】で都内ライブハウスに出演中。
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